加工紹介
積層板加工
・板材はプリプレグのUD(一方向)材、クロス材を重ねて圧力状態で硬化させたものです。
10層以上重ねて、2~3㎜程度のものが一般的です。5㎜を超えると特注品となります。
CFRPの切削加工は「粘性のある樹脂」と「固い炭素繊維(CF)」の異なる素材を同時に加工することになります。
加えて「切削方向」と「CFの方向」の組み合わせによっても条件は異なるため、大変加工の難しい材質とされています。
・積層方向には、繊維がないので層間は剥離しやすく。デラミ(層間剥離)、バリが表面層で出やすくなります。
・弊社では、切削の原理から見直してメタルとは違うアプローチが必要と考えました。
それは弊社が、メタル、それも粘性のある純鉄材の切削加工をしてきたからこそ気付けたことです。
更に、周辺工具、工法と刃物の総合的な組み合わせにより平板への加工が可能となりました。
・但し、全ての加工に言えることですが、世間にある平板はCFも樹脂も異なり、繊維配向・成形方法も異なりますので、必ず試験加工が必要となります。
最適な加工条件を探す為にも、素材支給の場合は事前にサンプル提供を行っていただき試験加工を行う必要がございます。
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