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〇CFRPの加工精度について

「CFRPは難削材であり金属と同じような精度や同じ刃物では削れない」
と、よく言われますが、正しくもあり、間違いでもあります。

率直に言いますと、普通の刃物でも削ることが出来ますし、数ミクロン単位の精度も
可能です。金属の図面そのままでも出来ないことはありません。
しかし、それには様々な条件を考慮した工夫が必要になるにも関わらず
不具合が出る可能性が高く、しかもとても高価な製品になりがちです。

どうしても金属の精度が必要な場合は、線膨張係数を考慮しCFRPの表面に金属を
接着もしくはコーティングした後、その面を加工する方法などが一般的です。

ですが、一切金属を使用せず、ある程度のコストで加工する場合、
CFRPの加工精度はおおよそ樹脂の加工精度と考えて下さい。
その際、炭素繊維が大変固く、精度を確保するためには
工具の選定と交換時期を適切に把握し、考慮する必要があります。

さらに、CFRPへの製品置き換えでも触れましたが
CFRPには材料に規格が無く、材料メーカーによって
炭素繊維や樹脂の種類、または成型方法・圧力の掛け方等々
素材精度や性能にかなりのばらつきがあります。

安定した加工精度を保つには、刃具の選定も大事ですが
使用する素材の内容も把握し、加工条件を変更する必要もあります。